勾配が悪い為、何度も詰まったマンションの排水管の敷設替えをしました。
最終桝の深さは十分あるのに、桝の高さを測っていったら、桝間で3メートルありますが、高さが4センチの逆勾配になっていました。また、次の桝間が6メートルあるのに1センチの落差しかありませんでした。
これではまともに排水する事はできません。
何故、そんな配管をしたのか原因が分かりませんでした。大口径の電気やガス管、雨水管があって、かわせなかったのか、そうか、何か別の障害物があり、どうする事もできなかったのかと、色々な不安がありました。
しかし、ハツって掘ってみたら鉄筋コンクリートの浄化槽があり、その頑丈なコンクリートを撤去するのが大変だった為、身を惜しんで逆勾配で施工した事がわかりました。
水道屋にとって逆勾配は最大の悪です。
いつ、誰がした仕事か分かりませんが、同業者として呆れると共に情けなく、恥ずかしく思いました。
あまりの障害物で当初、2日間で終える配管でしたが、4日間かかりましたが、入居者様、オーナー様に安心して頂ける仕事をしました。
👇小野小町がお化粧をしていた井戸です。