先日、石綿含有建材調査者という資格の講習を2日間受講しました。今年の10月からこの資格者でないと石綿含有建材かどうかを判断する事ができなくなるという事で、公共工事の改修工事で元請となった場合、どうしても必要となります。
例えば、耐火二層管、保温材、パッキンに石綿が含まれてるかどうか、エアコン、換気扇を取付け、配管を布設するのに天井材を開口、撤去する際のプラスターボード、建物の外周に配管を布設する為に、塗装をされた外壁を穿孔する時に、既存の塗装に石綿が含まれてるかどうかなど、設備工事に必ず関わってきます。
それを材質、年代、ロット番号で判断するか、みなしでいくかの判定し、報告する義務があります。
それが終わったら、撤去するルールがあります。
石綿(アスベスト)は20世紀に入ると安く軽く燃えなく、強く保温効果ありと、夢の材料として工業製品、建築資材に広く使われました。しかし、石綿の繊維は髪の毛の1/5000の細さで、吸い込むと肺の繊維化や肺がん、悪性中皮腫などの病気を引き起こす原因があります。 2020〜2040年が廃材としてピークとなります。
まだ試験の合否がわかりませんが、技術者として正確な判定をしていきます。