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施工事例

配管前の段取り

先日、鉄骨現場のインサート打ちにいきました。インサートとは、配管を吊ったり固定をする為にコンクリートを流す前に予め打ち込んでおく金具の事です。

今回は鉄骨造の為、山と谷のあるデッキプレートに穴を開けて、水道屋という事もあり、業界では機械設備工事は青色と建築工事は緑、電気工事は赤と、一例としての暗黙のカラーがあり、今回はもちろん青色のインサートを113個打ち込みました。

メリットは上に向いていちいちドリルでコンクリートや、鉄板に孔を開けなくでも良い。その時の粉を撒き散らかさない、寸切り(ネジ)を直ぐにねじ込める、インサートを見れば、配管のルートが分かる、スピードアップなどです。良い事ばかりです。段取り八分とはこういう事です。

しかし、その前捌きとして、凸凹してる鉄板の上で墨出し(印をつける)をして、ドリルで穴を開けて、インサートアンカーを打ち込む作業をしなくてはなりません。建築工程の中で、ピンポイントで作業をしなくてはいけません。できれば良いというのはわかっていますが、後でもできる作業なので、タイミングを逃せば後でしよっていう事になります。

今回は若手2人もベテランさんと現場に入ってくれるので、段取り八分を体験してもらいたいので、大雨の日に前もって墨出し、翌日にインサート打ちをしました。

今日のランは、祇園祭りの還御(おかえり)を見に行きました。やはり本祭りは迫力がありました。